2017年4月13日木曜日

【ほこんたけインタビュー】No.005 消防団(13部の当日巡回担当)

【ほこんたけインタビュー】
5回目のほこんたけインタビューにご登場いただくのは、
「若い人の声もききたい」との多くの声にお応えして、30~40代の若手男性!消防団13部(雪の多い上早川地区でも最も豪雪エリア)。3月31日の戸別巡回後のお疲れのところ、お時間をとっていただけた7名の想い、お聞きしました。


---■ずばり、上早川のいいところは?
「なんといっても人があたたかい。」
「悪い人はいない。住みやすい。のどか。」
「自然豊かで、山菜などを楽しめて。落ち着く。」


---■ここの課題と感じるのは?
「小学校がなくなり、行事も減った。子供がこれだけ少ないと活気がない。」
「役員はみんなかけもち。ずっとそう。そして一度役にはいったら抜けられない。今は人がいなくて、すぐに役が回ってくる。」
「人が減っちゃって…行事や組織には、同じ世代がいないと参加しずらい。」


---■どうして人が減っていくと思う?
「やっぱり雪とヘクサ。空中散布していたころより農薬が減って、今のほうがヘクサが多いのでは。」
「学校がない、職場が遠い、病院も遠い、店ない。衣食住が不便。一度下って、たまに上ってくると、あらためてそれを思う。」
「若いしょうだけでなく、年配の人も下に降りているよね。」


---■みなさんが子供の頃、にぎわっていた時代も不便だったでしょ?
「自分たちが子供の頃はそれが当たり前で、そういうものだと思っていたけど、今は便利な生活があることもわかるからね。」


---■ここ上早川が好き?
「自分は山菜とるのも食べるのも大好きなので、ここでの生活が楽しい。」


---■上の世代への要望は?
「年配の人が持つノウハウ、考え方、経験を伝承してほしい。」(同意見多数)
「ただ、仕事のことでいっぱいなので、地域の仕事を任せられるのは厳しい。現役世代ではなく年金世代の方々で役をやってない人にもうちょっとやってほしい。自分たちも現役を終える頃にはもっと地域の役もやっていきたい。」


---■最後に、これからの上早川にこれは必要だ!と思うことを

「とにかく人が減らないようにしたい。」
「住み続けるためには、ここに職場が必要。」
「継続できることをしていく必要があるのでは。新しいことやっても、それを続けられない。」
「他地域との交流、外国人との交流は積極的にやったらいい。外の人は、自分たちと価値観が違うし、観点もちがうから、すごく刺激になる。」
「そうそう、おれらには出てこない考えがある。ここの魅力なんかも聞くと『はっ』とするよ。」
「夏に来ている大学の応援団なんかもうれしい。新しい人がここに来てくれるように、合宿所なんかもあるといい。空き家も、雪のときの維持なんかで大変だけれど、外から来る人のためにも残しておきたい。」
「上小校舎もそういうのに活かしたいよね。」

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20時ごろからのインタビューに快く対応してくれたみなさん。数名はすでに上早川を出られています。読んでみていかがでしたでしょうか。予想通り?意外?今後の上早川のための多くのヒントがありそうです。
先月のほこんたけインタビュー樋口英一さんの「まずは集まってみんなで話す」。世代間で今回のような話ができるといいなぁ、と思いました。
ご協力いただいたみなさま、ありがとうございました。そしてこれからも地域の防災活動、よろしくお願いします!
(聞き手・文責:プラン情報班 近藤)

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